清光学院 教授シリーズの教授担当教員について
清光学院の教授シリーズは、現職・退職を問わず、大学における教育・研究に携わってきた、また現在も携わっている教員・研究者によって構成される特別講座です。大学教育や入学試験、選抜の現場を深く知る講師陣が、それぞれの専門性と豊かな経験を生かし、生徒の皆さんに本質的で確かな学びを届けます。
この講座群の中核を担うのが、スカラーズギルドです。スカラーズギルドには、長年にわたり大学教育を支えてきたOB・名誉教授層をはじめ、深い知見と豊富な経験を積み重ねてきた人材が多数在籍しています。およそ四十年規模にわたる経験の蓄積を土台としながら、現在第一線で教育・研究に携わる若手教員・研究者の視点や実践感覚も重ね合わせることで、世代を超えた英知を結集しています。清光学院の教授シリーズは、こうした伝統と現在進行形の教育知を結びつけ、今の時代にふさわしい入試対策を提供することを目指しています。
大学教員や研究者の経歴は、一般に想像される以上に多様です。国立大学から私立大学へ、私立大学から出身の国立大学へ、あるいは海外の大学や研究機関へと活躍の場を移しながら、教育・研究・選抜に長く関わっていくことは、大学の世界では決して珍しいことではありません。(高校生の皆様にとって意外かもしれませんが)例えば、京都大学で40年近く勤めたあと、京都産業大学の教授になる。東京大学で長年教鞭を執ったあと、日本大学の教授になる。あるいは、大阪大学で教授の後に大阪経済法科大学に赴任などといったことも普通にある話です。
研究所や専門機関で得た知見を、別の教育現場へ還元していくこともあります。清光学院は、こうした大学人の実際の歩みをふまえ、表面的な肩書や所属先だけではなく、実際に積み重ねられてきた知見と経験そのものを大切にしています。
原則として本シリーズは、長年にわたり入学試験の問題作成、選抜、採点等に直接携わってきた経験を有する教授経験者を中核として構成されています。
そのうえで、長年にわたり非常勤講師として大学教育に携わり、一定期間にわたって近年の選抜試験動向や制度改革に関与してきた教員も一部含まれます。
さらに、博士課程後期に在籍し、大学教員としての就任を目前に控えながら、入学試験制度や選抜の最新の実情を深く理解している若手研究者・教育者についても、その能力と見識が極めて優秀であるとスカラーズギルド教授会において認められた場合には、特例として対象に含まれます。
清光学院の教授シリーズは、形式的な肩書だけで人材を限定するのではなく、大学教育と選抜の現場に実質的に関わってきた知と経験を、誠実に生徒の学びへ還元することを重視しています。
同時に、清光学院は、入学試験という制度が公平性と公正性の上に成り立つものであることを、何よりも大切に考えています。現に入試業務を担当している年度、あるいは直近年度にその任に当たっていた立場の方については、実名や顔写真を公に出して前面に立つことが適切でないとされる慣行や配慮があります。これは、問題内容を外部に示さないという当然の守秘義務に加え、入試制度そのものへの社会的信頼を損なわないための、きわめて重要な姿勢でもあります。
しかしその一方で、そうした立場にある方々の知見まで、すべて教育の場から切り離してしまうことが望ましいとは、清光学院は考えていません。大切なのは、守るべき一線を厳格に守りながら、確かな経験と現場感覚に裏づけられた知見を、適切な形で生徒たちの学びへ還元することです。入試対策において本当に問われるべきなのは、誰が顔を出しているかではなく、提供される内容が確かな経験値(経験知)に基づき、公平性に配慮され、その上で学びとして十分に価値あるものかどうかにあります。清光学院は、この考え方に立ち、見せ方よりも、講義内容そのものの質と信頼性を重視しています。
そのため本シリーズでは、必要に応じて、顔出しを前提としない授業形式を採用することがあります。具体的には、板書、PowerPoint、レジメ、問題資料、音声、チャット等を通じて授業内容を明確に提示し、学習に必要な中身は十分に公開する一方で、講師本人の顔と実名、現職の大学名、さらには入試委員のメンバーであるかどうかを含む役職上の情報については控えるという形です。すなわち、顔は出さなくても、授業の中身はきちんとお見せするという方針です。公平性・守秘義務・社会的責任への配慮を徹底したうえで、なお最大限に生徒の利益へつなげるための方法です。
このため、本シリーズに関わる講師・協力者の中には、大学、研究所、政府系の専門部会、国立の研究機関その他の公的性格を有する組織に所属し、必要な手続や許可のもとで兼任・協力しているものの、所属上の立場や職務上の配慮から、現職での経歴、氏名、顔写真等を公表できない者が含まれる場合があります。また、そのような場合には、知見の提供者と実際の演者を分け、別の若手講師が講義を担当することもあります。
いずれも、守秘義務、公平性、利益相反への配慮という、社会的に守るべき責任を前提としたうえで、それでもなお、確かな知見と実力を生徒の学びへ還元したいという考えに基づくものです。公開状態で披露できる教員がいることは言うまでもありません。
清光学院は、表に出る情報の多さではなく、何を、どのような責任と根拠をもって届けるかを大切にしています。保護者の皆さまにおかれましても、こうした趣旨をご理解いただき、安心してお任せいただけましたら幸いです。
2026年4月1日
スカラーズギルド教授会
清光学院 教員人事部
