教授シリーズ 高校生が読むべき本100冊 2026年度版

教授シリーズ|教授が選ぶ 高校生が今読むべき本 100冊(2026年度版)
毎年、年に一回(夏休みの始まり)7月20日に発表します。
教授シリーズ ロゴ 夏の恒例企画 / 2026年度版・第1回

清光学院 教授シリーズ

教授が選ぶ
高校生が今読むべき本 100冊

元・作問者、迎え入れる側からの選書 ── 「何が書いてあるか」ではなく「どう組み立てられているか」で選ぶ

毎年、夏休みの始まりに発表します。 発表日:2026年7月20日

この企画について ── 毎年 夏に発表する恒例のリスト

「教授が選ぶ 高校生が今読むべき本 100冊」は、毎年夏休みの始まり(7月20日)に発表する、教授シリーズの恒例企画です。長い夏の時間を、点数のためだけでなく「考える力そのもの」を育てるために使ってほしい ── そんな思いで、迎え入れる側の視点から100冊を選びました。
リストは毎年見直し、時代に合わせて一部を入れ替えて再発表します。本年は記念すべき第1回・2026年度版です。

この100冊を、どう選んだか

書店の「おすすめ棚」とは物差しを変えました。教授シリーズが本を選ぶ基準は、次の6つです。裏技や解法テクニックの本は、意図して外しています。テクニックは残りませんが、思考の型は一生残るからです。

  1. 1
    構造で読ませる本内容の面白さだけでなく「どう組み立てられているか」を追わせ、点で覚える側から線と構造で捉える側へ移す。
  2. 2
    大学知の還元がある本大学でものを考える人が実際に使う読み方・書き方・疑い方を、高校生にも届く形に翻訳している。
  3. 3
    迎え入れる側の視点が育つ本出題者・採点者・研究者という「作る側・選ぶ側」の見方を、内側から体験させる。
  4. 4
    感覚から論理へ、点から構造へセンスや暗記量ではなく「なぜそう言えるのか」を言葉で説明できる段階へ引き上げる。
  5. 5
    科目を横断する本一冊の読み方が国語にも理科にも社会にも効く。科目の壁を越える共通の思考を鍛える。
  6. 6
    探究の営みを先取りさせる本問いの立て方、データの疑い方、因果と相関の見分け方など、研究という営みの入口に立たせる。

本リストは、各科目の学習や読書習慣の代わりではありません。日々の勉強と多読という土台の上に、大学側の「読み方・考え方」を一段重ねるための選書です。学校・塾・予備校の先生方が育てる知識と技能を置き換えるものではなく、その上に視点を重ねる ── 役割が違うだけで、優劣ではありません。

No 書籍名・著者・出版社 教授が選定した理由 保護者及び先生方へ
論理・学び方12冊
1
思考の整理学
外山滋比古筑摩書房(ちくま文庫)
知識を「覚える」段階から「自分の頭で動かす」段階へ、読み手の立ち位置そのものを移す一冊。アイデアを寝かせ、組み替え、構造化する大学の知的作業の入口。 受験勉強で積み上げた知識を「使える思考」へ変える土台づくり。日々の学習を置き換えず、自分で動かす習慣へ橋渡しします。
2
論理トレーニング101題
野矢茂樹産業図書
接続関係・議論の骨組み・反論の処理を解きながら体に入れる。主張と根拠を一本の線でつなぐ力を鍛え、採点者の眼の基礎体力になる。 現代文・小論文の指導と相性のよい一冊。感覚で書けるお子さまほど、論理の骨組みを言葉にできると答案の再現性が上がります。
3
知的複眼思考法
苅谷剛彦講談社(講談社+α文庫)
一つの主張を鵜呑みにせず「本当にそうか」と複数の角度から問い直す手つきを、具体的な手順で教える。出題者が仕込む前提を疑う眼と重なる。 総合型・推薦入試の志望理由書や探究学習で効きます。反抗ではなく、根拠を持って問い直す姿勢を育てます。
4
理科系の作文技術
木下是雄中央公論新社(中公新書)
相手に伝わる順序で過不足なく書く技術を体系化した古典。何を先に言い何を捨てるかという構造設計は、論述の要素表を組む発想そのもの。 記述・論述で「内容は分かっているのに点が逃げる」お子さまに、書き方の骨格を与えます。学校の作文指導を補う定番書。
5
わかったつもり ── 読解力がつかない本当の原因
西林克彦光文社(光文社新書)
「読めたつもり」で止まる仕組みを認知の側から解き明かす。国語読解論の「構造で読む」という考え方の理論的裏づけになる。 「本はよく読むのに現代文が安定しない」お子さまに届く一冊。読書量ではなく読み方の質の問題だと見えてきます。
6
知的生産の技術
梅棹忠夫岩波書店(岩波新書)
情報を集め記録し組み替えて自分の考えを生む、研究者の仕事のやり方を高校生にも使える形で示す古典。大学の営みそのものを先取りさせる。 探究学習や自主研究の実践的な手引きになります。学び方の型が身につくと、あらゆる学習が効率化します。
7
論文の教室 ── レポートから卒論まで
戸田山和久NHK出版(NHKブックス)
「主張・根拠・論の運び」をゼロから組み立てる手順を、対話形式で徹底的に教える。論述で問われる「型」を、書く側から体得できる。 大学のレポートに直結する一冊ですが、高校の探究・小論文にも早く効きます。書くことへの苦手意識を解きます。
8
「わかる」とはどういうことか ── 認識の脳科学
山鳥重筑摩書房(ちくま新書)
「理解する」という営みそのものを脳の働きから解き明かす。断片が構造に組み上がる瞬間を言語化し、学び方を一段メタに引き上げる。 暗記はできるのに応用が利かないお子さまに、「わかる」の中身を見せます。学習のつまずきの正体が見えてきます。
9
独学大全
読書猿ダイヤモンド社
「何を、どう学ぶか」を自力で設計する技法を網羅した大著。誰かに教わる勉強から、自分で問いを立て探す学びへ移す道具箱になる。 分厚い本ですが、必要な章だけ使えば十分。自分で学ぶ力は、受験の先でも一生ものの資産になります。
10
学問のすゝめ
福澤諭吉岩波書店(岩波文庫)
「なぜ学ぶのか」を根本から問うた近代日本の古典。知識の暗記でなく、独立して考え判断する人間を育てるという学びの原点を伝える。 少し古い文体ですが、学ぶ意味を見失いがちな時期に効きます。進路や努力の意味を考える出発点になります。
11
考える技術・書く技術
板坂元講談社(講談社現代新書)
着想を集め、育て、文章に落とすまでの一連を実務的に示す。頭の中の漠然としたものを、構造を持った言葉へ変える手つきが身につく。 記述・小論文の準備として実用的です。書く前の「考える段階」に手を入れると、答案が変わります。
12
読書について
ショーペンハウアー(鈴木芳子 訳)光文社(光文社古典新訳文庫)
「多読は自分の頭で考える力を奪う」と説く逆説の古典。読むこと自体を、受け身から批判的な営みへ引き上げる問いを投げかける。 たくさん読むだけで満足しがちなお子さまに、読み方を問い直させます。量から質への転換を促す一冊です。
国語・ことば8冊
13
日本語練習帳
大野晋岩波書店(岩波新書)
助詞や語順で意味がどう動くかを手を動かして確かめさせる。「なんとなく通じる日本語」を「論理の通る日本語」へ締め直す。 日本語の精度は全教科の記述に影響します。学校の学習と並行して、言葉への感度を育てます。
14
レトリック感覚
佐藤信夫講談社(講談社学術文庫)
比喩や対比を「飾り」でなく「意味を生む仕組み」として解剖する。筆者がどこで対比を置き譲歩を挟むかという設計図が見えるようになる。 現代文の評論読解を一段深いところから支えます。少し骨がありますが、届いたお子さまは読み方が変わります。
15
ことばと文化
鈴木孝夫岩波書店(岩波新書)
言葉が世界の切り取り方そのものだと気づかせる。「同じものを違う言語はどう分けるか」を通じて、当たり前を疑う視点が育つ。 国語にも英語にも効く言語感覚を養います。読解の背後にある「見方」を広げる一冊です。
16
日本語(新版)上・下
金田一春彦岩波書店(岩波新書)
日本語の音・語彙・文法の特徴を、比較を通して構造として捉える。母語を外から眺める経験が、読解と記述の解像度を上げる。 普段使う日本語を客観視する視点を与えます。言葉に興味を持つお子さまの世界を広げます。
17
言語学バーリ・トゥード ── AIは「絶対」と言えるのか
川添愛東京大学出版会
言葉の曖昧さと論理を、軽妙な語り口で解剖する。「厳密に言うとは何か」を体感させ、設問文を正確に読む眼にもつながる。 読みやすく面白い一冊。言葉を論理的に扱う楽しさから、国語や情報への関心が広がります。
18
舟を編む
三浦しをん光文社(光文社文庫)
辞書という「言葉を選び定義する」営みを描いた物語。作る側・選ぶ側の視点から言葉を見る、教授シリーズの発想を物語で体験できる。 物語として楽しめて、言葉や仕事への向き合い方を考えさせます。読書が苦手なお子さまの入口にも。
19
文章読本
谷崎潤一郎中央公論新社(中公文庫)
名文家が「読ませる文章とは何か」を語る古典。文の調子・間・省略といった、論理の外にある表現の構造に目を開かせる。 書く力を一段上へ導く一冊です。基礎の作文ができるお子さまが、次に手に取ると効きます。
20
悪文 ── 伝わる文章の作法
中村明筑摩書房(ちくま学芸文庫)
「なぜ伝わらないか」を悪い例から逆算して学ぶ。読み手にどう受け取られるかを設計する、迎え入れる側の視点が身につく。 自分の文章のクセに気づく助けになります。記述答案の「伝わらなさ」を減らす実践書です。
英語・語学5冊
21
日本人の英語
マーク・ピーターセン岩波書店(岩波新書)
冠詞や前置詞を暗記事項でなく「話し手の認識の構造」として説明する。英語を意味の組み立てとして読む視点を与える。 文法を覚えたのに使えないお子さまに、なぜそう表現するのかの根っこを見せます。日々の学習の上に「見方」を重ねます。
22
ちいさな言語学者の冒険 ── 子どもに学ぶことばの秘密
広瀬友紀岩波書店(岩波科学ライブラリー)
子どもの言い間違いから言語の規則を発見していく本。「ルールは覚えるのでなく仕組みとして立ち上がる」という語学の核を体験させる。 言葉の学びを暗記でなく発見として捉え直させます。英語や国語の文法が面白くなるきっかけに。
23
英語の感覚・日本語の感覚 ── 〈ことばの意味〉のしくみ
池上嘉彦NHK出版(NHKブックス)
同じ場面を英語と日本語がどう違う枠組みで捉えるかを解剖する。訳語の暗記でなく、発想の構造から英語を読む眼を与える。 英作文や和訳で「不自然さ」に悩むお子さまに効きます。言語の背後にある考え方の違いが見えてきます。
24
翻訳夜話
村上春樹・柴田元幸文藝春秋(文春新書)
一つの原文をどう読み、どう選び、どう日本語にするかの対話。「正解のない読み」を根拠づけて選ぶ、精読の営みが伝わる。 英文和訳・読解の質を上げる刺激になります。言葉を丁寧に扱う姿勢が育ちます。
25
語学の天才まで1億光年
高野秀行集英社(集英社インターナショナル)
世界の言語に体当たりで挑む探検記。語学を試験科目でなく「世界を開く道具」として捉え直させ、学ぶ動機に火をつける。 英語学習に疲れたお子さまに、言葉を学ぶ楽しさそのものを思い出させます。読み物としても抜群です。
数学10冊
26
数学入門 上・下
遠山啓岩波書店(岩波新書)
数や式が「なぜそう定められたのか」を歴史と論理からたどる。公式を当てはめる数学から概念の成り立ちを理解する数学へ移す。 計算はできるのに意味が見えないお子さまに、数学の背骨を見せます。学校の授業の理解を深める補助線になります。
27
数学ガール
結城浩SBクリエイティブ
物語の中で定義から出発し自力で定理へたどり着く道筋を追体験させる。「どう考えてその式に至ったか」という過程そのものを味わわせる。 数学好きの世界を広げ、苦手なお子さまには「考える楽しさ」の側から入り直させます。無理なく大学数学の香りに触れられます。
28
フェルマーの最終定理
サイモン・シン(青木薫 訳)新潮社(新潮文庫)
一つの問いに数百年の知が積み重なる様を描く。問いを立て、格闘し、証明するという研究の全体像を先取りできる。 数学が得意でなくても引き込まれる読み物です。学問への憧れを育て、進路選択の刺激になります。
29
無限論の教室
野矢茂樹講談社(講談社現代新書)
「無限とは何か」を対話で論理の限界まで詰める。直感が通用しない場所で言葉と論理だけを頼りに考える経験を与える。 正解を覚える勉強とは異なる「考え続ける」体験を与えます。理系・文系の枠を越えた知的体力を養います。
30
素数の音楽
マーカス・デュ・ソートイ(冨永星 訳)新潮社(新潮文庫)
素数という謎をめぐる数学者たちの探究を描く。無味乾燥に見える対象の奥に、深い構造と美があることを体感させる。 数字の羅列に見える数学の、奥行きと魅力を見せます。理系志望のお子さまの視野を広げます。
31
数学する身体
森田真生新潮社(新潮文庫)
数学を「頭の中だけの営み」でなく、身体と歴史に根ざした人間の活動として捉え直す。数学観そのものを問い直す一冊。 数学に意味を感じにくいお子さまに、新しい向き合い方を提示します。文系のお子さまも楽しめます。
32
天才の栄光と挫折 ── 数学者列伝
藤原正彦新潮社(新潮文庫)
数学者たちの人生を通して、発見の背後にある苦闘と情熱を描く。数学が人の営みであることを、物語として伝える。 数式が苦手でも読める評伝です。学問に打ち込む生き方に触れ、進路を考える刺激になります。
33
数の悪魔 ── 算数・数学が楽しくなる12夜
H.M.エンツェンスベルガー(丘沢静也 訳)晶文社
夢の中で数の不思議を遊びながら発見していく本。公式でなく「なぜそうなるか」の面白さから、数の構造に触れさせる。 算数・数学に苦手意識のあるお子さまの入口に最適です。遊び感覚で数への抵抗が薄れます。
34
直観でわかる数学
畑村洋太郎岩波書店
式の操作の前に「なぜその式が成り立つか」を直観でつかませる。丸暗記でなく、意味から理解する数学の姿勢を養う。 公式を覚えても使えないお子さまに、意味からの理解を促します。学校数学のつまずきをほぐします。
35
ゼロから無限へ ── 数論の世界を訪ねて
コンスタンス・レイド(芹沢正三 訳)講談社(講談社ブルーバックス)
整数の性質を、素朴な問いから体系へとたどらせる。身近な数の中に潜む構造の面白さを、初学者にも開いて見せる。 数学の中でも取っつきやすい数論から、考える楽しさへ導きます。中高生でも読み進められます。
物理9冊
36
物理学とは何だろうか 上・下
朝永振一郎岩波書店(岩波新書)
物理が自然をどんな見方で切り取ってきたかを第一線の研究者が語る。公式を当てはめる物理から現象を法則で読む物理へ視点を移す。 公式は覚えたのに応用でつまずくお子さまに、物理の見方そのものを見せます。学校物理の背後にある考え方が立ち上がります。
37
ご冗談でしょう、ファインマンさん 上・下
R.P.ファインマン(大貫昌子 訳)岩波書店(岩波現代文庫)
「なぜ?」を手放さない科学者の姿で、知るとはどういうことかを体で伝える。自分で確かめる態度は出題者の前提を疑う眼と同根。 理科好きの心に火をつける一冊。学問を「楽しむ側」に立たせます。
38
時間は存在しない
カルロ・ロヴェッリ(冨永星 訳)NHK出版
「当たり前」の時間概念を現代物理から根本から問い直す。前提そのものを疑い組み立て直すという大学の思考を体験させる。 やや挑戦的ですが、知的刺激を求めるお子さまに強くおすすめできます。理系進学の動機づけになります。
39
部分と全体
W.ハイゼンベルク(山崎和夫 訳)みすず書房
量子力学の創始者が、対話を通して物理と哲学の境目を思索した記録。「わかるとは何か」を、科学の最前線で問い直す。 骨のある本ですが、深く考えたいお子さまに響きます。科学と思想のつながりに目を開かせます。
40
物理法則はいかにして発見されたか
R.P.ファインマン(江沢洋・大貫昌子 訳)岩波書店(岩波現代文庫)
法則が「どう見つけられたか」という発見の論理を語る講義録。答えでなく、答えにたどり着く思考の道筋を見せる。 物理を暗記でなく「発見の過程」として捉え直させます。理系のものの考え方が伝わります。
41
宇宙になぜ我々が存在するのか ── 最新素粒子論入門
村山斉講談社(講談社ブルーバックス)
素粒子物理の最前線を、平易な言葉で一本の物語として描く。小さな法則が宇宙全体を説明するという、構造で読む面白さを伝える。 宇宙や物理に憧れるお子さまの知的好奇心を満たします。難しい数式なしで最前線に触れられます。
42
エレガントな宇宙
ブライアン・グリーン(林一・林大 訳)草思社(草思社文庫)
相対論と量子論を統一しようとする物理の挑戦を描く。バラバラの理論を一つの構造で束ねる、上位概念による再整理の見本。 物理の全体像に触れたいお子さまに。理論物理の魅力と、統一を目指す学問の営みが伝わります。
43
ロウソクの科学
マイケル・ファラデー(竹内敬人 訳)岩波書店(岩波文庫)
一本のロウソクから化学と物理の全体へ広げていく名講義。身近な現象を法則で読み解く、科学的思考の原型がここにある。 実験と観察から考える姿勢を育てる古典です。理科の面白さの原点に触れられます。
44
物理数学の直観的方法
長沼伸一郎講談社(講談社ブルーバックス)
難解な物理数学を「なぜそうなるか」の直観からつかませる。式の背後にあるイメージを持つことの威力を教える。 理系で数式に苦しむお子さまに効きます。公式の丸暗記から、意味の理解への転換を助けます。
化学5冊
45
炭素文明論
佐藤健太郎新潮社(新潮選書)
一つの元素を軸に化学と歴史・社会を地続きに読み解く。化学式の暗記でなく「物質がどう人類を動かしたか」という構造で捉え直す。 化学を暗記科目だと感じるお子さまに、意味とつながりの側から入り直させます。学校の化学に厚みを与えます。
46
世界史を変えた新素材
佐藤健太郎新潮社(新潮選書)
鉄・磁石・シリコンなど素材の側から歴史を書き直す。物質と社会を横断して読むことで、化学が世界を動かす力だと分かる。 化学と歴史・社会のつながりを見せます。文理を問わず、教科の枠を越えた興味を引き出します。
47
化学の歴史
アイザック・アシモフ(玉虫文一・竹内敬人 訳)筑摩書房(ちくま学芸文庫)
錬金術から近代化学までの歩みを一本の物語として描く。現在の知識が「どう作られてきたか」を、発見の連なりとして捉えさせる。 化学を体系の成り立ちから理解させます。暗記の背後にある「なぜ」を補う一冊です。
48
スプーンと元素周期表
サム・キーン(松井信彦 訳)早川書房(ハヤカワ文庫NF)
周期表の各元素にまつわる逸話から、化学と歴史・人間ドラマを結ぶ。無機質な表が、意味と物語を持った構造に変わる。 周期表の暗記に苦しむお子さまに、元素を「物語」として親しませます。読み物として楽しめます。
49
世界で一番美しい元素図鑑
セオドア・グレイ(若林文高 監修・武井摩利 訳)創元社
全元素を美しい写真と解説で見せる図鑑。物質の実在感から化学に入らせ、記号の暗記でなく「もの」としての理解を促す。 視覚から化学に興味を持たせる一冊。眺めるだけでも、元素が身近な存在になります。
生命・医学13冊
50
生物と無生物のあいだ
福岡伸一講談社(講談社現代新書)
「生命とは何か」を科学史と美しい文章で描く。生物を用語の暗記でなく「動的な仕組み」として捉える見方を与える。 生物・医学系を志すお子さまに、学問としての生命科学の奥行きを見せます。日々の暗記学習の意味づけにもなります。
51
利己的な遺伝子
リチャード・ドーキンス(日高敏隆ほか 訳)紀伊國屋書店
同じ生命現象を「遺伝子の視点」から捉え直す視点転換の威力を教える古典。見る枠組みを変えると世界が別物に見える経験を与える。 やや読み応えがありますが、知的に背伸びしたいお子さまに最適。ものの見方を鍛える一冊です。
52
医学的根拠とは何か
津田敏秀岩波書店(岩波新書)
「効く」とは何か、根拠をどう確かめるかを統計と疫学から説く。相関と因果を見分けデータを鵜呑みにしない態度は医学部入試の核心。 医療系を志すお子さまに、暗記の先にある「根拠を疑う力」を届けます。数字に強くなる第一歩にもなります。
53
ゾウの時間 ネズミの時間 ── サイズの生物学
本川達雄中央公論新社(中公新書)
体の大きさという一つの軸から、生き物の時間・代謝・寿命を統一的に説明する。バラバラの事実を貫く原理を見せる名著。 生物を暗記でなく「法則で読む」面白さを教えます。理系の考え方の入口として最適です。
54
進化とは何か ── ドーキンス博士の特別講義
リチャード・ドーキンス(吉成真由美 編・訳)早川書房(ハヤカワ文庫NF)
進化の核心を、若い聴衆に向けた講義として明快に語る。複雑な生命現象を一つの原理から説明する、科学の説明力を体感させる。 進化の基本を、平易に、しかし本質から理解できます。生物学への興味を深めます。
55
わたしを離さないで
カズオ・イシグロ(土屋政雄 訳)早川書房(ハヤカワepi文庫)
生命科学がもたらす倫理の問いを、静かな物語として突きつける。医学の知識を「人にどう使うか」という問いへ接続させる。 医療系を志すお子さまに、技術と倫理を考える機会を与えます。文学としても深く心に残ります。
56
生命の跳躍 ── 進化の10大発明
ニック・レーン(斉藤隆央 訳)みすず書房
光合成・眼・意識など生命の「発明」を、最新科学で解き明かす。個々の知識を進化という大きな筋で束ね直す構造の本。 生物を志すお子さまの視野を大きく広げます。教科書の知識が一本の物語につながります。
57
40億年、いのちの旅
伊藤明夫岩波書店(岩波ジュニア新書)
生命の起源から現在までを、中高生に向けて平易にたどる。断片的な生物の知識を、時間軸の上に構造として並べ直す。 生物の全体像を、無理なく一望させます。学び始めのお子さまにも読みやすい一冊です。
58
ウイルスは生きている
中屋敷均講談社(講談社現代新書)
「生きているとは何か」をウイルスという境界例から問い直す。定義そのものを揺さぶり、当たり前を疑う科学の姿勢を伝える。 生命の定義という深い問いに触れさせます。感染症への理解にもつながる時宜を得た一冊です。
59
生物はなぜ死ぬのか
小林武彦講談社(講談社現代新書)
「死」を進化と生物学の観点から必然として説明する。感情的なテーマを、科学の論理で構造的に読み解く手つきを見せる。 命について科学の視点から考えさせます。生物学の知識が、身近な問いとつながります。
60
できそこないの男たち
福岡伸一光文社(光文社新書)
「生命の基本は女である」という視点から性の成り立ちを描く。常識を裏返す構成で、生物学の面白さと考える快感を伝える。 生物への興味を引き出す語り口です。読み物として楽しみながら、科学的思考に触れられます。
61
感染症の世界史
石弘之角川書店(角川ソフィア文庫)
感染症を軸に人類史を読み直す。微生物・環境・社会を横断して因果を追う、科目をまたいで世界を捉える教授シリーズ的な一冊。 生物・歴史・社会を結んで考える視野を育てます。時事的な理解にも直結します。
62
脳のなかの幽霊
V.S.ラマチャンドラン(山下篤子 訳)角川書店(角川文庫)
奇妙な神経症例から脳の仕組みを逆算していく。「なぜそうなるか」を症状から推理する、研究者の思考過程を追体験させる。 医学・心理に関心のあるお子さまを惹きつけます。人間の不思議さと科学の面白さが同時に伝わります。
統計・データ・思考10冊
63
統計学が最強の学問である
西内啓ダイヤモンド社
なぜ今あらゆる分野で統計が使われるかを見取り図として描く。データが「難しい飾り」でなく「結論そのもの」だと分かる。 文系・理系を問わず、これからの学びに必須のデータ感覚を育てます。学校では手薄になりがちな領域を補います。
64
データ分析の力 ── 因果関係に迫る思考法
伊藤公一朗光文社(光文社新書)
「相関がある」と「原因である」の違いを具体例で徹底的に叩き込む。「相関と因果を混同しない」原理を最も明快に体験できる。 探究・総合型入試に向けて、主張を根拠で支える力を育てます。誤った結論に飛びつかない冷静さが身につきます。
65
FACTFULNESS(ファクトフルネス)
ハンス・ロスリングほか(上杉周作・関美和 訳)日経BP
思い込みでなくデータで世界を捉え直す訓練。人が陥る判断のクセを一つずつ解体する構成は、誤答が生まれる仕組みを裏から見るのに近い。 ニュースや通説を鵜呑みにしない姿勢を育てます。時事や小論文の土台としても役立ちます。
66
ファスト&スロー 上・下
ダニエル・カーネマン(村井章子 訳)早川書房(ハヤカワ文庫NF)
人の直感がどこでなぜ誤るかを心理学の実験から解き明かす。「よく分かっている人ほど引っかかる」誤答の仕組みと根を同じくする。 やや長い本ですが、興味を持ったお子さまに一生ものの視点を与えます。ミスの多いお子さまが自分を客観視する助けにもなります。
67
統計でウソをつく法
ダレル・ハフ(高木秀玄 訳)講談社(講談社ブルーバックス)
グラフや数字がどう人を欺くかを軽妙に暴く古典。データを鵜呑みにせず、作り手の意図を見抜く「迎え入れる側」の眼を養う。 数字に強くなる前に、数字に騙されない目を育てます。短く読めて効果の大きい一冊です。
68
予想どおりに不合理
ダン・アリエリー(熊谷淳子 訳)早川書房(ハヤカワ文庫NF)
人間の非合理な行動を実験で解き明かす。自分の判断のクセを外から観察する、メタ認知の訓練になる。 自分の思考のクセに気づかせます。学習の取り組み方を見直すヒントにもなります。
69
事実はなぜ人の意見を変えられないのか
ターリ・シャーロット(上原直子 訳)白揚社
人がなぜ根拠より感情で判断するかを脳科学から説く。説得と論証の仕組みを知り、論述で「どう伝わるか」を設計する眼を育てる。 小論文や議論で「伝え方」を考える助けになります。人の判断の仕組みへの理解が深まります。
70
統計学を拓いた異才たち
デイヴィッド・サルツブルグ(竹内惠行・熊谷悦生 訳)日本経済新聞出版
統計という学問が「どう作られてきたか」を人物史で描く。公式の暗記でなく、概念が生まれた文脈から理解させる。 統計を志すお子さまの動機づけに。数式の背後にある人間の営みが見えてきます。
71
シグナル&ノイズ ── 予測はなぜ当たるのか、外れるのか
ネイト・シルバー(川添節子 訳)日経BP
予測という営みを、確率とデータの側から解剖する。当たり外れの背後にある構造を読み、不確実さと向き合う思考を鍛える。 データで未来を考える面白さを教えます。文理を問わず役立つ確率的なものの見方が身につきます。
72
影響力の武器
ロバート・チャルディーニ(社会行動研究会 訳)誠信書房
人が動かされる心理の原理を実証的に整理した古典。説得の仕組みを「作る側」から知ることで、論証と防御の両方の眼が育つ。 人の心理を科学的に理解させます。小論文や面接、日常の判断にも生きる知識です。
情報・AI8冊
73
暗号解読 上・下
サイモン・シン(青木薫 訳)新潮社(新潮文庫)
暗号を作る側と解く側の攻防で、情報・数学・論理が一体で動く様を描く。「作る側の設計を読めば解く側が強くなる」発想を物語で体験できる。 読み物として抜群に面白く、情報や数学への関心を自然に引き出します。文系のお子さまも楽しめます。
74
AI vs. 教科書が読めない子どもたち
新井紀子東洋経済新報社
AIの限界を通して「読解とは何か」を逆照射する。意味を構造として読む力の正体を、データと実証から突きつける。 読解力の本質を、保護者にも分かる形で示します。「なぜ読めないのか」を考える出発点になります。
75
コンピュータはなぜ動くのか
矢沢久雄日経BP
コンピュータの仕組みを土台から一本の筋で解き明かす。ブラックボックスを構造として理解する、情報の基礎体力になる。 情報Iの背後にある原理を、丁寧に理解させます。理系・文系を問わず役立つ教養です。
76
ハッカーと画家
ポール・グレアム(川合史朗 訳)オーム社
プログラミングを「ものづくり」として捉え、思考と創造の関係を語る。作る側の発想と、常識を疑う知性の使い方を伝える。 情報やものづくりに関心のあるお子さまを刺激します。考えることと作ることのつながりが見えてきます。
77
人工知能は人間を超えるか
松尾豊角川書店(角川ソフィア文庫)
AIの歴史と仕組みを、第一人者が平易に整理する。過熱する話題を構造的に捉え、根拠を持って未来を考える視点を与える。 AIをめぐる情報を冷静に理解する土台になります。進路として情報分野を考える助けにも。
78
情報の文明学
梅棹忠夫中央公論新社(中公文庫)
情報が社会を動かす時代を早くから見通した古典。目の前の技術でなく、その底にある構造を捉える長い視野を養う。 今の情報社会を、根本から理解させます。時代を大きく捉える視点が身につきます。
79
LIFE3.0 ── 人工知能時代に人間であるということ
マックス・テグマーク(水谷淳 訳)紀伊國屋書店
AIと人類の未来を、科学と倫理を横断して考える。技術の話を「人はどう生きるか」という問いへ接続する探究の見本。 AI時代の生き方を考えさせます。理系・文系を越えて、未来を構想する力を育てます。
80
アルゴリズム思考術 ── 問題解決の最強ツール
ブライアン・クリスチャン、トム・グリフィス(田沢恭子 訳)早川書房(ハヤカワ文庫NF)
コンピュータの問題解決法を、日常の判断に応用して見せる。「どう考えれば最適に近づくか」という思考の型を渡す。 情報と日常をつなぐ面白い一冊。合理的に考える習慣が、勉強にも生活にも効きます。
経済・社会9冊
81
ヤバい経済学
スティーヴン・レヴィット、スティーヴン・ダブナー(望月衛 訳)東洋経済新報社
身近な疑問をデータと因果推論で解く。「相関か因果か」「本当の原因は何か」を問う、探究の思考を痛快に体験させる。 経済やデータ分析への興味を引き出します。物事を数字で疑う面白さが伝わります。
82
貧乏人の経済学
アビジット・バナジー、エステル・デュフロ(山形浩生 訳)みすず書房
貧困という難問を、実験と証拠で一つずつ検証する。思い込みでなくデータで政策を評価する、社会科学の実践を見せる。 社会問題を感情でなく根拠で考える姿勢を育てます。総合型・小論文の題材としても優れています。
83
「学力」の経済学
中室牧子ディスカヴァー・トゥエンティワン
教育の通説をデータで検証し直す。「ご褒美は効くか」等を実証で問い、身近なテーマで因果推論を体験させる。 保護者にとって身近で読みやすい一冊。教育をデータで考える視点が得られます。
84
社会学入門 ── 人間と社会の未来
見田宗介岩波書店(岩波新書)
社会をどう捉え、どう問うかという社会学の眼を平易に示す。当たり前の日常を対象化して考える、学問の視座を与える。 社会科学に関心のあるお子さまの入口に。世界の見方が一段深くなります。
85
国家はなぜ衰退するのか 上・下
アセモグル、ロビンソン(鬼澤忍 訳)早川書房(ハヤカワ文庫NF)
国の盛衰を「制度」という一つの軸で説明する。膨大な歴史を一貫した構造で束ねる、社会科学の説明力の見本。 歴史・経済・政治を横断して考える視野を育てます。世界のニュースの理解にも直結します。
86
多数決を疑う ── 社会的選択理論とは何か
坂井豊貴岩波書店(岩波新書)
「多数決は本当に民意を映すか」を理論から問い直す。当たり前の制度の前提を疑う、批判的思考の実践を見せる。 公民や小論文に効く一冊。身近な制度を論理的に考え直す訓練になります。
87
自由からの逃走
エーリッヒ・フロム(日高六郎 訳)東京創元社
人はなぜ自由を手放し従属を選ぶのかを心理と社会から分析した古典。人間と社会の深層を構造として読み解く。 骨のある本ですが、社会や人間を深く考えたいお子さまに響きます。倫理・公民の理解を深めます。
88
21世紀の資本
トマ・ピケティ(山形浩生ほか 訳)みすず書房
格差の拡大を膨大なデータの分析から論じ、世界的議論を呼んだ大著。長期データで社会を捉える、実証の迫力を示す。 挑戦的な一冊ですが、要点だけでも価値があります。経済・社会を志すお子さまの視野を広げます。
89
スマホ脳
アンデシュ・ハンセン(久山葉子 訳)新潮社(新潮新書)
スマホと脳の関係を最新研究から冷静に読み解く。身近な習慣をデータと科学で捉え直す、批判的読解の実践になる。 生活と学習に直結する話題を科学的に扱います。お子さまと一緒に読める現代的な一冊です。
歴史6冊
90
銃・病原菌・鉄 上・下
ジャレド・ダイアモンド(倉骨彰 訳)草思社(草思社文庫)
「なぜ大陸ごとに歴史の歩みが違ったか」を地理・生物・環境を横断して因果で説明。暗記でなく構造で読む歴史の代表作。 年号暗記に疲れたお子さまに、歴史を「なぜ」で捉える面白さを見せます。地歴の学習に厚みと動機を与えます。
91
サピエンス全史 上・下
ユヴァル・ノア・ハラリ(柴田裕之 訳)河出書房新社
人類史を一本の筋で捉え直し「当たり前」を問い直させる。全体を貫く構造で歴史を読む視点は、論述にも探究にも効く。 知的好奇心を大きく広げる一冊。多くの高校生が夢中になり、そこから学問への関心が芽生えます。
92
歴史とは何か
E.H.カー(清水幾太郎 訳/新版 近藤和彦 訳)岩波書店(岩波新書)
「歴史は事実の羅列でなく書き手が選び解釈したものだ」という歴史学のメタな視点を説く古典。史料をどう疑うかという研究者の眼を伝える。 やや骨のある本ですが、社会科学を志すお子さまに強くおすすめできます。「学問とは何か」を考える出発点になります。
93
「空気」の研究
山本七平文藝春秋(文春文庫)
日本社会を動かす目に見えない「空気」を構造として言語化する。当たり前の前提を取り出し名前をつける手つきは批判的読解の訓練そのもの。 社会や集団の動きを冷静に観察する視点を育てます。時事や公民の理解を一段深いところから支えます。
94
昭和史 1926-1945
半藤一利平凡社(平凡社ライブラリー)
近代日本が戦争へ向かう過程を、因果を追いながら語り下ろす。出来事の暗記でなく「なぜそうなったか」を物語として理解させる。 近現代史を、流れと因果で理解させます。教科書だけでは見えない歴史の筋道が掴めます。
95
世界史 上・下
ウィリアム・H・マクニール(増田義郎・佐々木昭夫 訳)中央公論新社(中公文庫)
文明の交流という視点で世界史を一望する古典的名著。地域ごとの暗記でなく、つながりと構造で歴史を捉える大局観を養う。 世界史の全体像を一本の筋で掴ませます。断片的な知識が、大きな流れの中に位置づきます。
哲学・探究5冊
96
これからの「正義」の話をしよう
マイケル・サンデル(鬼澤忍 訳)早川書房(ハヤカワ文庫NF)
正解のない問いに立場を立て根拠を挙げ反論を処理する議論の型を事例で体験させる。「賛否を論じよ」が何を求めるかが身をもって分かる。 答えを覚える勉強とは違う「考えて論じる」経験を与えます。総合型・推薦入試の面接や小論文にも生きます。
97
ソフィーの世界
ヨースタイン・ゴルデル(池田香代子 訳)NHK出版
哲学の歴史を物語として一望させる入門書。「当たり前を問い直す」という哲学の営みを、楽しみながら体験させる。 哲学の入口として最適です。物語を楽しむうちに、考えることそのものが好きになります。
98
反哲学入門
木田元新潮社(新潮文庫)
西洋哲学の流れを、平易な語り口で一本の筋として示す。難解に見える思想を、問いの連なりとして構造的に理解させる。 哲学に興味を持ったお子さまの次の一歩に。考えの歴史が、すっきりと見通せます。
99
世界は贈与でできている ── 資本主義の「すきま」を埋める倫理学
近内悠太NewsPicksパブリッシング
「贈与」という概念から社会と人間関係を捉え直す。身近な問いを哲学の道具で構造化する、探究の手つきの好例。 身近なテーマから哲学的に考える楽しさを教えます。読みやすく、探究学習の刺激になります。
100
夜と霧
ヴィクトール・E・フランクル(池田香代子 訳)みすず書房
極限状況の記録から「人は何に意味を見いだすか」を問う。知識でなく、生きること・考えることの根源に触れさせる一冊。 生きる意味を深く考えさせる古典です。読後、ものの見方が変わるお子さまが少なくありません。
教授シリーズ ロゴ
清光学院 教授シリーズ
本選書は教授シリーズの選定基準に基づき確定された 2026年度版です。
選定日(委員会確定日)2026年7月10日発表日2026年7月20日
選定承認 教授シリーズ 承認 2026.7.10

清光学院 教授シリーズスカラーズギルド

「教授が選ぶ 高校生が今読むべき本 100冊」2026年度版(第1回)/ 発表日:2026年7月20日

教育関係者の皆さまへ ── 自由なご活用のお願い

本リストは、学生の学力向上に資すると判断された場合、教授シリーズの許可なく、印刷・配布・転載していただいてかまいません。高い学習意欲を持つ学生と、それを支える先生方への一助となれば幸いです。

【Web制作者向け注記】このファイルは外部依存のない単一HTMLです。配色・フォントは :root のCSS変数で一括変更できます。 書籍データは <table id="booklist"> 内、分野は tr.sec-head の見出し行で区切り、目次 .toc から各分野へアンカー移動します。承認印はインラインSVG(.stamp)で画像素材は不要です。 恒例企画のため、翌年版は書目の一部を差し替えて再発表する運用を想定しています(発表日・年度版の表記と印影の日付を更新してください)。 出版社・レーベルは選定時点の代表的な版に基づくため、公開前に最新版の書誌照合を推奨します(特に新訳・改版・上下巻構成の各書)。